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keykoworld:
graphicdesigner/photographer
2002年東京デザイナー学院卒
2008年パリへ
2009年夏、フランス人の彼と結婚
からの
2012年のお正月から実家のある大分へ
ちょこちょこと活動しながら今は旦那さんとcafe製作中。
コメント欄閉じています。お気軽にメールどうぞ☆
最近おてんきさんがごきげんさーん☆
明るくなるのも早くなったし
暗くなるのは遅くなったし
もぅ春だね〜♪
とすぐ油断するから風邪をひくのだ
もやもや~っとまだ手もつけられていない次のプロジェクトに思いを馳せながら
お好み焼きをひっくり返さなきゃ~と思いながら
撮り終わったフィルムを巻き巻き…と”ガジャガジャガジャ!”
しっかり押さえてたつもりのボタンがちゃんと押さえられていなかったようで
なんとフィルムをちぎってしまったの
こんな失敗は初めてでどうしていいのやら
いつもの現像屋さんは土曜でおやすみ。
でもやっとフィルムが終わってさぁ取りかかるぞ♪と思ってたところでどうにか取り出したくて
近所にあるパリで一番の(だと思われる)カメラ屋通りをぶらぶら。
といってもみんな販売orレンタル。
ダメもとで何件か説明してまわったけど相手にしてもらえず
めちゃめちゃ高いやつばっかり置いてるお店の前で あきらめかけて でももう後がなくて
中を覗いたらおじいさん3人が談笑してるのが見えたので よし!思い切って声をかけた。
入った瞬間からオーナーのおじいさまがbonjour!って笑いかけてくれて
不安も吹き飛び、しどろもどろ説明する。
ボタンの押し忘れだろ、だめだよ~ といいながら
色々質問をうける。
1人のおじさんが隣の自分の店から黒いフィルムケースを持って来てくれて
オーナーのおじいさんが黒い袋?←名前知らない に手だけを入れて作業開始。
周りを見るとおいてある商品は本当にすごく高くて、お客さんもそう簡単には入ってこない。
4人だけの時間。
なんかマジックみたいだね って言ったら
ーちょっと待ってて、もうすぐうさぎが飛び出す!よ って脅かす動作。
ーいやマジックだったら普通ハトだろう!って隣の気難しそうなおじさんがマジ顔で反論する。
2人の討論が盛り上がってきたとき
オーナーのおじいさんが言った、フィルムケースはどこだ?
大きいバッグの中で行方不明になってしまったらしく手探りで黒いバッグの中をもそもそ。
2人のおじさんも一緒に外側から応援もそもそ。
何もしないのも悪いのでわたしも一緒にもそもそ。
30㎠くらいに8本の手がもそもそしてるのがおかしくて笑っちゃった
笑ったらなんか楽しくなっちゃって
みんなで手のつかみ合いになったりして。
ずっと探してた、こんなお店。
現像屋さんとかバイトのお兄ちゃんとは仲良くなったけど
やっぱり味気なくて
おじいさんが昔から変わらずやってるような映画にでてきそうなお店。
でも、オーナーさんがフィルムケースにちぎれたフィルムを入れて渡してくれたあと
ーここに穴があいてるじゃないか!って持って来てくれたおじさんが言って
わーわーとひと騒ぎあったのだけど、現像してもらうまで無事かどうかはわかりません。。。
でも、もしダメになってたとしても いいや! って思える☆
どこから来たのかとかなんて聞かずに、”パリで撮りたいものが撮れてるか?”
って聞いて来た彼らはもちろんみんなプロの写真家さん
もちろんお金もとることなく、近くに住んでいることを伝え、はじめましてのハグをしてさよなら。
今度お礼にお菓子でも焼いてもっていこう☆
自信作が撮れたときとか 困ったときとか 真っ先に会いにいきたい人達ができた。
すごい!!
…買い物に行くことはできなそうだけど…