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keykoworld:
graphicdesigner/photographer
2002年東京デザイナー学院卒
2008年パリへ
2009年夏、フランス人の彼と結婚
からの
2012年のお正月から実家のある大分へ
ちょこちょこと活動しながら今は旦那さんとcafe製作中。
コメント欄閉じています。お気軽にメールどうぞ☆
知ってた?
フランスのメトロでは3回中1回は音楽隊に遭遇するの
幸せとは何かを説いてまわったり突然ラップし始めた女の子もいたな
ストレートにお金下さいって言ってまわる人も沢山いる。
しつこくチップを求める人もいれば
ただ演奏して出て行く人もいたり様々で
演奏もうまい人もいれば耳を覆いたくなってしまうような時もあるけど
基本的に彼らのこと好きです。
今日はなんだか疲れちゃって
電車にただ運ばれてますって感じで座っていたんですが
仕事帰りっぽい作業着風のおじさんがギターを弾きだして
それがまたすごく心をこめて歌うんです
慣れた様子でマイ椅子持参で目を瞑って。
なんだかそのおじさんを見ていたら
あぁそうか となんだかよくわからないけれど納得させられてしまいました。
おじさんにとってここはきっとライブハウスで
毎日の生活のなかで心癒される場所なんだね
昔は歌手を目指したりしてたのかな
諦めるとか諦めないとか知らない。
おじさんは人生を楽しんでいるように見えた。
この間遊びにきたmerdiも歌を歌っているのだけど
今のデザイナーの職業訓練校に入るまでは9年間フランスの電話会社で働いていて
その会社、1年間で23人(だったかな?)も自殺者を出しているのです。
今までも問題はあったけれど民営に変わって更にひどくなったとかで
ついに警察が介入していくようです。
彼の元同僚も度重なる配置換えに不満と不安を募らせて
会社の窓から飛び降りてしまったのだそう。
わたしはパリのそんな場所に暮らしていないから見えていないけど
わたしがここに書くようなほのぼのとしたパリだけがパリではないよね
あたりまえだけど。
路上にもホームレスの人達がたくさんいるし
”お腹がすいています”と段ボールに書いてコインをねだる人や
陽気に”10サンチーム(セント)でもいいよ~♪”と声をかけてくる人、
子供と一緒に座っている人も少なくない。
本当に死んでしまいそうなんじゃないかって思うくらいにうなだれて
手を差し出してくる女性とか
ハンディキャップを抱えていることを全面に押し出してくる人も。
とにかくそういう人達が路上に溢れているのも確かなこの街
同情とか好意とか礼儀とかプライドとかモラルとか
そういうことについて考えを巡らせた日々もあったけれど
今は普通に生活して気持ちのままに行動してます。
世間的にどうか ではなくて
わたしがどう思い、どうしたいかを優先させる生き方を
この街が教えてくれた。
そして
当たり前のように彼らにコインを差し出す人もまた多い、と思う。
だって
日本で同じことをしても半分も集まらないんじゃないかと思うから。
あくまで想像でしかないけれど。
…
長くなりすぎて
何が書きたかったのかよくわからなくなってしまいました
つながっていないかもしれないけど
とにかくフランスにはフランスらしくあってほしいな
と感じているわたしです。
そして日本も。
日本らしいってなんだろうね?
四季を大事に想う気持ちはみんなおんなじ。
ね☆