悲しい。

   

本当に子供の自殺が後を断ちませんね、日本。

自分が日本にいない間にそんなニュースを耳にすると、日本に帰るのが、少し怖くなります。

フランスのデモを心配して、友人が何度かメールをくれました。

だけど、子供がどんどん自殺してる日本の環境の方が何倍も怖い！と思ったりします。

 

 群馬の小６女子のニュースが大きく取りだたされていたけれど

いじめの原因は母親がフィリピン人だったからと。

私自身、国際結婚なので本当にショックです。

”外国人”に対していい感情を持っていない人もいるってことは理解しないといけないと思うし

国をオープンにする事だけがいい事かといえばそうじゃない事もこの国を見ていてわかってるつもり。

だけど、”違い”を嫌い、排除しようとする意識の根源は何なんだろう？

日本人はどうしてそれがすごく強いんだろう？

親が子供に”普通でいること”を望むから？”できること”を望むから？

”世間体”を教えるから？

昔、弟から本で読んだというこんな話を聞きました。

ー 日本には他の宗教のような神様がいない。その代わりに私たちは世間様という神様を造り出したんだ。

なるほど。と思ったので曖昧にですが残っているこの言葉。

神様は許してくれる。わかってくれる。味方でいてくれる。

でも世間様はいつも許してくれるとは限らないから怖いね。

できなくて　落ち込んで　普通ってなんだよ！って言いたい子供達のストレスが、”普通じゃない子””できない子””同じじゃない子”に親や世間から受け取った言葉を使って攻撃させるんじゃないかなぁ。自分より下を作り上げて安心するんだ。共感を求めて同調に安心するんだ。

”◯◯人”っていう定義さえよくわからなくなる位に

色んなオリジンを持った人がたくさんいるこの国のそういう面で自由な子供達を見ていると、いつか子供ができても、日本で子育てをするってことが本当に不安になってきます。

インターネットが世界をこんなに狭くして、個人の世界はこんなにも広がったのに

悲しい。

自分の理論があって共感できないって人はもちろんそれでいいけれど、

もしこれを読んで共感してくれた人がいて、

身近に子供がいたら今一度、大切なことはそんな違いじゃないって教えてあげて欲しいな。

そしてもちろん一番大事なことはその子の持つ”違い”を受け止めてあげることだと思う。

そしてそれを声に出して伝えてあげること。安心させてあげること。満たしてあげること。

それで負の連鎖は少しは減る、んじゃないかと私は思う。