魔女宅

久しぶりに魔女の宅急便を見ました。

と言ってもこっちに来てから２回目。

14歳で修行の旅に出たkikiに

28歳のわたしは自分を重ねているわけですが

いいですか？

上がったり落ちたり空回ったりひねくれたりしながら

ずんずん前に進んで行くkiki。

わがるぅーわがるぅー　と涙が出てきます。



これまでもこれからも

いったいどれだけの１人異国で暮らす女の子の心を癒していくんだろう

いい映画だ。




そしてエンディングの「やさしさに包まれたなら」。

そう、 ”小さい頃は神様がいて〜不思議に夢を叶えてくれた〜”

で始まる、それだけでせつなさを感じるうた。

この歌のね、

”心の奥にしまい忘れた　大切な箱　ひらく時は今”の部分

何気なく口ずさんではいても、あまり考えたことがなかった。

しまうのを忘れた　のではなくて

奥にしまって忘れていた　って意味なんだね？




じつはわたしも心の奥の大切な箱を開けているところです。

だけど久しぶりすぎて

パカッ　と開けるのが怖いので

すこーし開けてのぞいてはまた閉じて

またすこーし開けて　を繰り返しています。




わたしが13歳のときに父が亡くなって

誰にも「気持ちわかるよ」なんて言わせない　と

ひねくれて歪んだ気持ちを箱につめて奥にしまって

殻を作って演じて

その上に色を塗って種をまいて

大人になって傷もついて皺もはいって花だって咲いたよ

それなりにそれなりの形になっていたわたしの心。




箱にたどり着くまでに3年かかりました

箱を開けてしまうのにもまだまだ時間がかかりそう。

苦しくて辛かったりもするけど




もがいてる君へ

やりなおしも楽しいよ♡

誰でもみんな、と言うけれど　他の人のことはわからない。

だけどわたしは一緒にもがいてるよ

そこからは見えませんか？



秋は人をおセンチにするけど

人と人の距離を縮めるよね

くっついてくっついてれば

寒い冬もひとり凍えずに楽しくすごせるよ